ハリイ


低地の水田や畔、川岸、山間部の湿地などでやや稀に見られる多年生の湿生植物。叢生し稈は斜上または直立し高さ10〜20cmになる。 小穂は頂生し楕円形〜狭卵形、長さ3〜6mmで時に無性芽を生じる。よく似るオオハリイはハリイよりも草体と痩果が大きく、茎下部の赤みが少ない、刺針状花披片も長い。自生地の消失で一応は減ってきているがそれでもハリイの仲間では最もよく見られる。