イヌクログワイ


低山地のため池や水田、湿地に生える多年生の抽水植物。 茎は円筒形で高さは普通40~100cmだが他草との競合が激しい場所では160cm以上にもなることもある。内部には隔壁があり、指で挟みながら上下に圧していくとプチプチ潰れるのでよくわかる。 小穂は長さ2~6cmほどで鱗片は帯白色で密につき先の尖らない楕円形。 水田やビオトープでの強害草であり、種と地下茎でまたたく間に増えるため農薬に頼らない駆除は非常に難しい。もし万が一にコレじゃないと絶対にだめでなんとしても植えるのならビオトープから距離を取り鉢に単独で植え、小穂は種が落ちる前に刈り廃棄し蔓延を防ぐなど気を付けよう。