ジュズフサフラスコモ


低山地の酸性の湿地でやや稀に見られる車軸藻類。藻体はふつう10〜20cm程度だが、稀に50cmに達することもある。 皮層はなく、小枝は1〜3回分岐する。最終枝は2細胞性で終端細胞は円錐形だが、かっさのように湾曲したものも時折ある。 結実枝は頭状で寒天質で覆われ、数珠のように連なった球状に見える。卵胞子の表面には細かな顆粒模様がある。 沖縄本島内に並みいるフラスコモの中では、特に珍しいほうではない。