クビレミドロ


湾内の砂泥地にやや稀に生育する高さ2cm程度の藻類。冬から春にかけて見られる。細胞が並び糸のようになった糸状体が集まりマリモのような海藻体となる。糸状体は所々がくびれておりそれが名前の由来となった。砂上の海藻体からは1~2cmほどの仮根を出し、潮に流されないよう砂中に固着している。県内での分布は極めて限られており、その内の一つ泡瀬干潟では埋め立てによる環境破壊で絶滅の危機に瀕している。