サンカクイ


低地〜山地の湿地や水田、ため池畔で極々稀に見られる多年草で高さ60〜130cmになる。 茎は地下を横走し、茎の断面は鋭3稜形。花茎は艶のある緑色でややまばらに直立し、太さ1cm前後になる。花期はほぼ周年で花序は束生し、4〜10程度の小穂からなる。 小穂は卵形で茶褐色、柄を持つもの(右)と持たないもの(左)がある。果実は倒卵型で長さ2mmほど、柱頭は2岐する。
よく似るカンガレイやツクシカンガレイと比べ、サンカクイは非常に少なく、私信でも沖縄本島では3か所しか知らぬ。