ウキゴケ


低地〜山地まで広く自生し、水田やため池、酸性度の弱い湿地で稀に見られる。植物体は二又に分岐し長さ7?〜5cm、幅0.5mm〜1.2mmほどになる。 仮根と腹鱗片は無く、気室は2〜3層、気室孔は無い。コハタケゴケに似るがロゼット状のコロニーは形成せずまばらに薄く広がり、コハタケゴケは水中だとほぼ持たない等の違いがある。 栄養状態のよい場所ではマット状に群生するが、農地の整備や開発、除草剤に農薬の影響により今では人目に付く場所にはほとんど無くなってしまった。とはいえ、イチョウウキゴケよりはよく見かける種だ。