ヒノキバヤドリギ

高木の樹幹や枝に生える半寄生の常緑低木。 茎は緑色で毛が無く扁平、多くの節があり高さ10~20cmになる。葉は節元につくがほとんど退化しており、横幅が広くなった茎で光合成する。 春から秋に節に黄色~黄緑色の小さな花をつける。果実は球形で粘液に包まれた種子が1つ入っており、熟すると中身が飛び出し昆虫や鳥に付着し散布される。種子は樹上で発芽すると根の先端を吸盤状に変化させ固着し、維管束内に侵入し養分を奪い成長する。