ホウライカガミ


海岸の崖や内陸部の岩場などに生えるキョウチクトウ科の亜低木状つる性多年草。 茎の基部は木質化し無毛、岩場などを匍匐し広がる。葉は楕円形〜広楕円形で長さ6〜8cm、光沢がある。 花期は周年で、葉腋から集散花序出し、薄黄色で先端が5裂する小花を多数つける。痩果は8cm前後で細長く、熟すると裂開して白い毛のついた種子を風に乗せてばらまく。 オオゴマダラの食草で、野生よりも植栽されたものが多数見つかる。花にはオオゴマダラだけでなくアシナガバチやドロバチも多数来訪するので幼虫の観察は注意しよう。