カツウダケエビネ


低地〜山地の石灰岩地の林内で極々稀に見られるラン科の多年草。偽球茎は数個連続して並び、2〜5葉を束生する。葉は長さ18〜30cm、幅10cmの倒披針形〜長楕円形をしている。 花期は3〜5月で、高さ25〜50pになる花茎の先に10〜15花付ける。花は芳香があり花弁と蕚片は紫褐色〜淡黄緑色、唇弁は白色で3裂する。 国際標準の新分類体系「APGV」ではエビネと同一種とされた。