シンチクヒメハギ


低地から山地にかけての開けた風衝地や、日当たりのよい乾燥した原野で極々稀に見られるヒメハギ科の多年草。 茎は細く、下部で数回枝分かれをする。葉はやや厚質の楕円形で長さ7mm〜1.5cmほど、葉縁は薄赤紫色をしている。草体は冬季には紅葉するので、同科のヒメハギとは少し見分け辛くなる。 花期は9〜1月ごろで葉腋に短いまたは無柄の青色〜青紫色の花を短時間咲かせる。萼片はくす玉のように割れ、花が幕のごとく垂れ下がっているようにも見える。